
昨年、栽培を開始した亀の尾。
明治時代に、山形庄内で冷害でも被害を受けなかった3本の稲穂を偶然発見した
阿部亀治さんがその籾を原種として4年かけて世に出したのが始まりで、
現在の主要品種である、コシヒカリ、ササニシキ、ヒノヒカリ、ひとめぼれ、あきたこまち
の親にあたります。
寒さには強いが、背が高いため風には弱い、また化学肥料を入れるとお米がもろくなる等の理由で、戦後ほとんど栽培されなくなってなってしまいました。
それを復活させたのが新潟県長岡市にある久須美(くすみ)酒造さん。
この復活の物語が、漫画”夏子の酒”のモデルとなり、亀の尾は、酒米として世に知られるようになります。
しかしながら、飯米(食べるお米)として栽培しているところは少なく、ましてや
無肥料無農薬で栽培しているところは、全国で数えるぐらいしかありません。
噛めば噛むほど味わいが出てくる深みのある味。
この亀の尾にほれ込んで栽培している、山形の自然栽培米農家、中川吉右衛門さんとご縁を頂いてから、
「お酒にして美味しいということは、ミキにしてもおいしいってこと!」
と、私も亀の尾にほれ込んで、ずっと吉右衛門さんの亀の尾で種ミキを作り続け、
是非! 八ヶ岳でも亀の尾を栽培したい、そしてミキを作りたいと願い、
昨年はじめて、吉右衛門さんから貴重な種籾を分けて頂き、栽培が叶いました。
もちろん肥料も農薬も使っていません。
今年初仕込みしたミキは、この田んぼからやってきた亀の尾で作りました。
しかも、お水は寒の湧き水。
1月6日小寒から大寒(1月20日~2月3日)、寒の内に汲んだお水を寒のお水と言い、
厳しい寒さで雑菌も繁殖しにくいためか長期間腐らないとされ、
「寒仕込み」の酒、醤油、味噌は、寒の水で雑菌も繁殖しにくいうえ、発酵もゆっくり進むので、味に深みが出ると珍重されてきました。
この寒のお水で仕込んだ亀の尾のミキ。
期待通り、味わい深く、本当においしく、心身がキレイになるような清らかさを感じます。
この寒仕込みの亀の尾をミキを、数量限定で特別に!いつものプレーンミキと
同じ価格で販売させて頂きます。
この機会にぜひご賞味くださいませ。
製品概要
内容量:500g
原料:米(八ヶ岳産亀の尾)、さつまいも(八ヶ岳産)
お届け方法:冷凍便


【季節のミキ】八ヶ岳 藤本さんのポポーミキ
幻のフルーツ「ポポー」と、伝統飲料「ミキ」の奇跡の出会い。 ポポーとは、北米原産の落葉高木の果樹。和名はアケビガキ、海外ではカスタードアップルとも言われます。明治時代に日本に持ち込まれましたが、熟してから傷むのが早く市場での流通が難しいため、”幻のフルーツ”と呼ばれています。 (ポポーの果実...
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